仕事紹介 第一弾:電気システム班
今回は電気システム班(以下、ES班)の現在行っている仕事を紹介したいと思います。
ES班には大きく分けて、高電圧のHV部門(ハイボル)と低電圧のLV部門(ローボル)があり、それぞれの仕事を紹介します。
LV(低電圧)部門 電圧の異常判定を行い、基板を製作して実験するために、回路設計(アクセル出力増幅回路
※1、AIRリレー回路※2、ランプ系ON回路※3)が完了したため、ECUボックスの基板とLVボック
スの基盤の製作を実施しています。これらの作業が完了次第、LVボックスのステーの製作に
入る予定です。ステーは、フレームに溶接するために早めに製作することが目標です。 ※1.アクセル出力増幅回路とは、アクセルの出力を増幅させ、モーター出力を最大限まで
発揮することができる回路です。 ※2.AIRリレー回路とは、リレーの作動により高電圧をONにする役割を持つ回路です。 ※3.ランプ系ON回路とは、ランプを作動させる回路です。
↑基板製作の様子
HV(高電圧)グループ 現在、電源の大元となる大電力リレーの接点端子を並列に繋げるために遅延回路※1の製作
を行っています。また、高電圧配線の取り回しを検討中です。なぜなら、高電圧端子は僅
かでも緩みが生じた場合、電力損失が起こるため、緩みを極力減らして作業性の改善を図
る必要があるからです。
※1遅延回路とは、リレーの閉じる動きを遅くし、電圧が高い状態で接点をOFFしてスパ ークを防止する回路です。
チーム全体の動きとしては、10月の末にフレームと足周りが完成予定なので、ES班は完成したらすぐに電気系統の部品をマシンに実装できるように、準備中です。
引き続き頑張ります。