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仕事紹介 第二弾:メカ班

前回の仕事紹介は電気システム班について紹介しましたが、今回はメカ班の仕事内容について紹介していきます。メカ班とは、フレームとシャシの設計と製作を行う、文字通りクルマのメカニカルな部分を担当しています。過去の記事でも紹介させていただいたカウルも、メカ班が担当しました。

メカ班の仕事は大きく分けて2つあります。設計製作です。この二つに分けて紹介していきます。


設計

製作するものの全てを、まずはCAD上で設計します。CADは授業でも取り扱っており、チームの全員がCADの操作方法を体得していますが、メカ班は昨年のチームの先輩からの指導を受けて、さらにハイレベルな操作が可能です。

自分たちで製作するものに加えて、外注で企業様に製作を依頼する物もあるので、設計図はしっかりしなければなりません。さらに、製作する人が設計した人と同じとは限らないので、誰でも製作できるような分かりやすい図面の作成を心がけています。

設計した全てのパーツがこのグランドデザインに集約され、マシンの形となります。
マシンのグランドデザイン





























ブレーキディスクの三面図

製作

設計が終了したら、製作に取り掛かります。簡単に仕事を分けると、「切る」「削る」「溶接する」の3つです。活動開始当初はチームメンバーのほとんどが工作機械初心者でした。工作に関しては授業で少し触れた程度なので、放課後の時間を使って練習していました。

学校にある工作機械で製作できない複雑なものを除いて、全て自分たちで製作します。材質や材料の厚さによって取り扱い方が異なり、トライ&エラーの繰り返しで、技術を身に着けていきました。精度が求められる物はミリ単位で削り、溶接時にも熱による歪みに細心の注意を払う必要があります。それらは全て実際にやってみて分かるものなので、まさに「習うより慣れよ」です。

当校の板金・塗装を扱う「ボデークラフト科」と協力して製作をしました。
ボデーカウル製作の様子

電流値や溶接棒の送るスピードはいろいろなパターンを試して、最適なものを探ります。
フレーム溶接の様子

今回はメカ班の仕事紹介をしてきました。この記事を書いているのはチームリーダーの内ですが、メンバーが非常に少なく、製作の手伝いを頻繁に行っています。自分の思い描いていた通りに削ることができたとき、溶接がとても綺麗にできたとき、満足感があります。

次回はマネジメント班の仕事を紹介したいと思います。


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